理学療法士は略してPTと表現されます。これは英語での略称です。
では、理学療法士の英語表現である、PTの読み方は?どのように発音するのでしょうか?
また、そもそも理学療法士の略称は、なぜPTなのでしょうか?
理学療法士の略称はなぜPTなのか?英語の読み方、発音は?
理学療法士の略称はPTですが、読み方・発音はローマ字の読み方で「ピーティー」と発音します。
ではなぜ、理学療法士の略称はPTなのでしょうか?それは正式な英語表現に由来しています。
理学療法士の正式な英語表現は「physical therapist」です。
英語の発音、読み方は「フィジカル セラピスト」と発音します。
「physical:フィジカル」は日本語で「身体の、肉体の」などを意味します。
「therapist:セラピスト」は「therapy:治療、療法」に「~する人」と表現する接尾辞「ist」を付けて療法士などと訳されます。
ですので「physical therapist」は「身体、肉体的な治療をする人、療法士」というように訳すことができます。
骨や筋肉を直接触って治療したり、身体の動きや使い方を指導することを考えると、理学療法士が「physical therapist」と表現されることが、なんとなくイメージできますでしょうか。
ここまで、理学療法士の正式な英語表現はわかりました。そしてその意味も、何となく掴めたのではないかと思います。
では冒頭の疑問ですが、理学療法士を英語で略すとなぜPTなのでしょうか?
勘の良い人は、もうお解かりですね。
理学療法士を英語で略すとなぜPTなの?
略称でよくPTと言われるのは、英語表記「physical therapist」の頭文字をそれぞれ取って、PTというように言われているからです。
職業名では世間一般的には、理学療法士(りがくりょうほうし)と言われていますが、病院などの職場やリハビリ業界内では、略してPTと言われることが多いです。
発音は上にも書いた通り、ローマ字の読み方で「ピーティー」と発音します。
このように、病院の職場やリハビリ業界内ではPTの認識で通っていますが、あまりにも認識の低い医療従事者からは「リハビリの人」などと言われることもあるのでちょっと切ないというか、ガッカリすることもたまにあります。
ちなみに、同じリハビリのセラピストである作業療法士は、OT(オーティー)と略しますが、これは同じく英語表現の「Occupational therapist」の頭文字をそれぞれ取った表現です。
読み方、発音は「オキュペイショナル セラピスト」と発音します。少し難しいですね。
「Occupational」の動詞「Occupy」は「何かをして時間を占める」「何かをしている」という意味で、目的をもった動作をしていることを指します。
これは日常生活で例えれば、料理や洗濯などの生活動作となるわけで、その動作の仕方をリハビリをするのが、主に作業療法士と言われています。
ここまで来たらついでに!「リハビリ」の英語の略語?意味は?
ここまで、リハビリのセラピストである、理学療法士と作業療法士の英語表現、読み方・発音を紹介してきましたが、ついでに、リハビリという略語の意味についても触れておきましょう。
リハビリという言葉は英語の「Rehabilitation:リハビリテーション」という言葉を略して使われているものです。
リハビリテーションの意味は「社会復帰、復位、復権、復興、再建」など「元の状態に戻る」というニュアンスです。
ですから病院などでリハビリをして、元の生活へ戻ったり、社会復帰を目指すわけです。
このように、日本語では「リハビリ」という略し方で発音、表現しますが、本場の英語では、リハブ(Rehabilitation)などと略し発音、表現するそうです。
リハブの例えで有名どころと言えば、Amy Winehouse(エイミーワインハウス)のRehab(リハブ)という歌があります。
彼女はいわゆるアル中で、27歳の若さで亡くなってしまいました。
歌詞の内容を見ればわかりますが、リハビリの治療がめんどくさいのか嫌なのか、拒否していたみたいです。
とても才能のある歌手で個人的にも大好きだったので、亡くなったときはとてもショックだったことを覚えています。
このようにリハビリは、結局本人にその意思がないとなかなか難しい面があります。こちらから強制するわけにもいきませんからね。
ただこの方のように、明らかにリハビリをしないと生活に支障が出る人、人生が変わってしまう人もいるので、こちらとしても必死に説得するわけですよ。
それでも首根っこをつかんで、強制的にリハビリするわけにもいきませんので残念な結果になる人もいらっしゃいます。
こちらはリハビリをしないリスクや予想される結果など最大限に説明しますが、結局はその人の人生ですから、最終的な判断、選択はご本人にしかできません。
残念ながら他人の価値観や考え方は、そう簡単には変えられないのです。
ちなみに一般急性期の病院にも、急性アルコール中毒の患者さんはたまに入ってきます。
急性期を脱して身体の状態が安定した後でも、もし精神的に依存していればまた繰り返しますので、重度の依存症の人は、更生施設などでさらに専門的な治療を要します。
話が脱線しましたがまとめますと、理学療法士は英語で「physical therapist:フィジカル セラピスト」略称では、英語の頭文字をとって「PT:ピーティー」と言われます。意味は「身体、肉体的な治療をする人、療法士」などのニュアンスです。
作業療法士は英語で「Occupational therapist:オキュペイショナル セラピスト」略称では、英語の頭文字をとって「OT:オーティー」と言われます。意味は「目的をもった動作の治療をする人、療法士」などのニュアンスです。
リハビリは英語の「Rehabilitation:リハビリテーション」の略語で、英語圏では「リハブ:Rehab」などの略語で使用されます。意味は「社会復帰、復位、復権、復興、再建」など「元の状態に戻る」というニュアンスです。
リハブってなんか、日本語の略称よりカッコいいですね。
まあ日本で使っても、意味が通じなそうですけれど(´・ω・`)。
今回は以上になります。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
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