理学療法士の就職・転職

今、訪問リハビリの仕事が熱い! そのメリットとデメリットは?

訪問リハビリの仕事が今、理学療法士の就業先の中で注目されています。

しかし、職場や働くカタチによって、当然メリットもあればデメリットも存在するわけです。

ここでは今注目の訪問リハビリの仕事についてそのメリットとデメリットを紹介したいと思います。

訪問リハビリのメリット

他の医療機関と比べて、とにかく給料が良い

まずは訪問リハビリのメリットですが、何といっても給料が高いです。

理学療法士の就業先は約66%が医療機関ですが、その給料は高くありません。ですから世間一般的には、理学療法士の給料は安いと思われています。

その点、今注目の訪問リハビリは年収ベースでも約100万円程度はごく当たり前のように違ってきています。

やりがいのある好きな理学療法士の仕事をしながら、なお且つ給料にも満足できるなら、これほど素晴らしいことはありませんね。

仕事量の調節が可能 バリバリ働くか、ゆとりをもって働くか

訪問リハビリですが、一日に訪問する件数を自分で調節できる事業所がほとんどです。

これは何を意味しているかというと、1日の仕事量を自分で決められるということです。

例えば、訪問リハビリを始めたてのうちは、どの程度大変か、自分のキャパはどのくらいかわかりませんよね。

ですので様子を探る意味でも慣れる意味でも、最初はゆとりを持った件数で回ることが可能です。

逆に慣れてきて給料がもっと欲しくなったら、訪問件数を増やすこともできますので、即日収入アップが可能です。

今はインセンティブを付けているところも多いので、本当に稼ぎたい人はバリバリと働いているようです。

一方、逆にゆとりを持って働きたい場合は、訪問件数を減らすことができます。

なかには週4日勤務でも、正社員扱いが可能な事業所もあります。(例えば週30時間労働を満たしていればなど)

 普通の医療機関や介護老人保健施設などでは、ここまでの融通はなかなかかないと思います。

勤務時間を自由に設定できる


仕事量の調節が可能であることと近いですが、もちろん労働時間についても調節が可能だということです。

例えば朝はゆっくりしたいから、勤務開始は10時からとか。あるいは午後から出勤することも可能です。

一般の会社でも労働時間をここまでフレキシブルに調整できるところは、まだあまり少ないと思いますので、理学療法士にとって訪問リハビリの仕事は、とても大きなメリットと言えるでしょう。

まさに理想のワークライフバランスを実現できる仕事環境ではないでしょうか。

 

訪問リハビリのデメリット

天候、季節の影響など、とにかく移動が大変

一方、訪問リハビリのデメリットですが、 個人のお宅を一軒一軒回っていくため、当然移動が大変になります。

カバーしているエリアが比較的狭い範囲の事業所であれば移動も楽ですし、駐車スペースを考えると、かえってバイクなどのほうが移動しやすい場合もあります。

しかしですね、やはり外の移動ですので、天候や季節にものすごく影響を受けるわけです。

雨の日は自転車やバイクなどの場合、合羽を着ないといけませんね。

夏の暑い日や、冬の極寒の日も、移動はかなりハードになります。防寒対策などしっかりして移動することが必要です。

ただ、事業所によっては自分の家から直行直帰も可能な所もあるようなので、それはとてもうれしいですね。

下手するとその日一日、患者さん以外には会わないかもしれません。

職場の煩雑な人間関係に疲れた、あるいは人づきあいが苦手な人には、とても良いかもしれませんね。

病院などの医療機関と比べると、経験値を積む濃度は低くなる。

訪問リハビリはとにかく給料が高い。 さらに勤務日数や勤務時間も比較的自由に調整でき、ワークライフバランスがコントロールしやすい。

これら二つのメリットが特にクローズアップされていますので、良いことづくめのように思いがちです。

しかし理学療法士としての仕事の経験値を考えると、1日に得られる経験値は大雑把に言って、医療機関の半分程度になってしまう可能性があります。

例えば急性期病院であれば、一日に扱う患者さんの数はよっぽど暇でない限り、10人は下回らないでしょう。

多い時は15人などもありますから、平均して12、3件は担当しているPTさんが多いと思います。

それに比べると訪問リハビリは、移動時間も考えると一日に訪問できる件数というのは、どうしても限られてきます。

5、6件ぐらいが平均値といったところでしょうか。

そう考えると、一日に担当する患者さんが単純に半分近くになってしまいますので、急性期病院での経験値の約半分程度になってしまいます。

さらにその中身についても、状態が不安定な患者さんを担当する医療機関に比べて、在宅は安定している患者さんが多い傾向にあります。バイタル管理のスキルなどを含めても、やはり経験値としては浅いですね。

ある程度、色々な職場で経験を積んで熟達した高齢の理学療法士であれば、 時間にゆとりをもって働くことができるというメリットとして捉えることができます。

しかし新卒者の場合はどうでしょう。最近では人手不足なのか、訪問リハビリでも新卒者を採用しているところも多いです。

経験値が少ない、或いはまったく無いところからスタートした場合、これでは急性期病院に就職した同期と比べると成長のスピードにかなりの差がついてしまいますね。

ここは特にこれから理学療法士になられる学生さんは、よくよく考えないといけないところだと思いますよ。

長い目で見て理学療法士としてやっていくならば、やはり最初は医療機関などの施設での就職を勧める先生や先輩も多いのではないでしょうか。

もしもあらゆる選択肢が選択可能ならば、私も個人的にはまずは医療機関で経験を積むことをお勧めしたいと思います。

ご自身の人生、キャリアですから、もちろん決めるのは他の誰でもなく自分自身です。

どんな理学療法士になっていきたいのか?理学療法士としてどのようなキャリア設計をしていくのか、常日頃から考えておく必要がありますね。

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